瑠璃色宇宙

六部純/絵に関するエトセトラ☆

模写してみました☆

デッサン教室で、巨匠の模写をしました。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー晩年の作品
「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」

仕上がったのがこれ。
本来油絵の具を使うべきですが、わたしは持っていないので、
画材は、パステルと水彩を使いました。

模写『雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道』


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 (こちらはターナー作)
ターナー作『雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道』

英国を代表するロマン主義の風景画家ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー晩年の傑作
『雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道』。本作に描かれるのは
近代化を象徴する(グレート・ウェスタン鉄道)の蒸気機関車が、
雨の中で蒸気を上げ、テムズ川に架かるメイドンヘッド橋の上を渡る情景を描いた作品である。
本作には画家の近代性への強い興味が示されているが、
近代化に対して否定的であったか肯定的であったかは現在も議論が続いている
(一般的には否定的であったとする説が強い)。
迫り来る機関車の前には野うさぎが必死に横切る姿が描かれており、
この野うさぎの描写によってターナーは速度を表現した。
また画面左部分のテムズ川には一艘の小船が描かれており、
野うさぎと共にこれらにも画家の近代化への何らかの意図が込められていることは明白である。
なおこの近代性についてはターナーから強く影響を受けた
印象派の巨匠クロード・モネが手がけた同画題(蒸気機関車)の作品
『サン・ラザール駅』などとしばしば比較されている
(モネ自身はターナーを「幻想性豊かなロマン主義の画家」と位置付けており、自身の立場と明確な区別をしている)。
本作の色彩描写や筆触についても、画家の晩年期の特徴である白色の地塗りを活かし色調を高めた
(アカデミックな手法とは一線を画す)独特の色彩や、
己の手をも利用した即興的で速筆的な筆さばきが存分に堪能することができる。

ターナーは、生涯を通じて5回から7回の画風の転換があったと言われる。5回であるとすれば、第一期は、主題が中心に描かれた風景画の時代、第二期は風景の中心に広い空間が開けてくる時代、第三期は開けた空間に光が現れた時代、第四期はその光の中に何らかの姿が描かれた時代、そして最後は風景全体が光で満たされた画風である。
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わたしは、絵画史などにあまり詳しくないのですが、この絵の変わり方に共感を覚えます。
印象派を30年も先取りした人というのも気になるではありませんか。

今では、こういう作品を描ける人など珍しくありません。
けれど何にでも「最初」というのがあります。
その最初に未来への扉を開いた画家が、歴史に刻まれるのです。
発明家と同じ。

「雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道」
ターナーは、大気、時間を描いた最初の画家ではないでしょうか。
そしてそれは、わたしの描きたいものでもあります。

・・・なんて、ちょっとわかったようなことを書いてはみるけど、実は、絵の説明を読むまで、野ウサギでスピードを表していたとも気づかず、わたしは別のものを見てスピードを感じていました^^;
ここにこれだけの強さで色を入れたら、これだけのスピードを表せるのかも!と、そんなこと。

人は見ただけで、そのもののスピードをぴったりではないにしろ、ほぼ正確に判断していると思います。
だったら、描き表せるはず。

自分の目が、どこに注目し、どんなふうに分析して判断を下しているのか、
興味がわきます。


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